総合商社マンの1日スケジュール③忙しい海外出張編

総合商社マンの1日

ネット検索してみると、総合商社マンの1日のスケジュールというので、あまりリアルなものが出ていなかったので、実体験をもとに書いてみたいと思います。(ほんまかいなと思うような、外の人が想像で書いたような1日のスケジュールも多いです。)

第一回は忙しい内勤日、第二回は暇な内勤日を紹介しました。

今回は忙しい出張日のスケジュールをご紹介します。(暇な出張もあるので、それは次回ご紹介します。)

出張時はオフィスにいないため、自分自身でスケジュールを組む余地が大きく、解放された気持ちになりやすいです。

一方で、同行者によってはものすごくつらいスケジュールになることもあります。

今回はワーカホリックな先輩とアジアの某国へ1週間出張した時の出張2日目のスケジュールを紹介します。

客先の面談数を少し減らせば余裕をもったスケジュールになるのに、1週間毎日限界までスケジュールを入れるので肉体的にかなりしんどさを感じる出張でした。

総合商社マンの1日スケジュール:午前中

0530 起床&身支度

客先まで長距離車移動のため、早朝に起床。

昨日のスケジュールも忙しく、就寝時間が1時を過ぎていたため非常に眠い。

カーテンを開けると、霞がかった街が見える。急速に経済発展を遂げるアジアの国特有の大気汚染だ。

素早く身支度。出張先では現地気候の関係上スーツでなくカジュアルな恰好ができるところはうれしい。

0630にホテル出発なので、時間はあまりない。充電機器と衣服・洗面セットのスーツケースへの詰め込みが地味に面倒くさい。

忘れ物がないか確認の後、スーツケースと共に朝食会場へ移動。

0550 朝食

大急ぎで、ホテルの朝食バイキング会場について、パンとコーヒーのテイクアウトを店員にお願い。

紙袋と紙コップをもらって、中に詰める。

オレンジジュースをグラスで1杯大急ぎで飲んで、朝食会場を後にする。

先輩がチェックアウトするより先にチェックアウト完了していることが望ましいため、かなり急ぐ。

0605 ホテルチェックアウト

先輩はまだフロントについておらず、とりあえず一息ついてチェックアウトカウンターへ。

外国だと異常にチェックアウトに時間がかかることがあるが、この日はスムーズに支払いと領収書の受け取り完了。

昨日手配しておいた車(バン)がちゃんと来ているか確認。

0630 客先に向けて出発&社内で面談報告作成

先輩と合流して、客先オフィスまで2時間半の車移動。

テイクアウトしたパンをコーヒーで流し込む。

眠気をこらえて、昨日の客先との商談報告書数件を作成。(昨日深夜の続き)

日本より道路の舗装が良くないため、揺れて気持ち悪い。

できた報告書から先輩に見せていく。

0900 客先面談①

客先との商談。かなり厳しいことを客先から言われるが、先輩は笑っている。

追い詰められれば追い詰められるほど楽しくなるワーカホリックな先輩らしい。

本日1件目の面談からシビアな内容となり、気疲れする。

1030 客先①から移動

再び車に揺られて客先②への移動。

面談の内容を覚えているうちに報告レポートを作成し始める。

道は相変わらず舗装が悪く気持ち悪い。

総合商社マンの1日スケジュール:午後

1200 ファーストフード店で食事購入&車内で食べる

移動時間長く面談スケジュールが詰まっているため、世界中どこにでもあるファストフード店でテイクアウトして車内で昼食。

大概の外国では、適当な店に入るより、国際ファストフードチェーン店がおいしい。

ご当地にしかないメニューを食べるのがささやかな楽しみ。

1300 客先②面談

私がメインスピーカーで商談。やや疲れる。

面談は和やかに終了。

日本から持ってきたお土産(お菓子)を渡す。

1440 客先から出発

面談時間が予定オーバーしたため、客先③に少し遅れる旨を車内で電話する。

ホテルにもどってからつくる報告書量を少しでも減らしたいので、引き続き報告書作成。

1520 客先③面談

商談3件目にもなると、かなり疲れが出てくるがなんとか乗りきる。

1630 客先から出発

朝も早かったので疲れが出て、短い移動時間中に先輩と共に車内で爆睡。

1700 客先面談④

会食をする重要客先との面談。

かなり酒好きそうなおっさんであり、面談後の会食が思いやられる。

総合商社マンの1日スケジュール:夜

1830 客先と会食

やはり事前の読みが当たり、めちゃくちゃ酒を飲むおじさんだった。

美味しい料理が出ているはずだが、酒を飲みすぎて味がしない。

この地域では客先との関係づくりに酒は必須。

短時間で2回吐く。

先輩はなんとか吐かずに持ちこたえている。

2030 客先④出発、高速鉄道駅へ移動。

明日は違う都市で商談があるため、夜の高速鉄道で移動する必要あり。

早めに会食を切り上げて、車に乗り込み高速鉄道駅へ移動。

やっと飲まなくて済むと思いながら、座席でグロッキー状態の私。

先ほど吐かなかったため、車内で吐き始める先輩。

2130 高速鉄道駅到着&乗車

乗車時間にギリギリ間に合う時間に駅に到着、今日一日運転してくれた運転手さんにお金を払い、お礼を述べる。

酒臭いまま、なんとか高速鉄道の座席に滑り込み。

面談報告書をつくりたいがさすがにつらいので、先輩と共に爆睡。

2340 高速鉄道降車&ホテルに向けて移動

酔いはさめてきたが深夜なのでクタクタになりながら、タクシーに乗り込んでホテルへ移動。

知らない街に来てタクシーから眺める景色は興味深い。

2420ホテル着

チェックイン。田舎のホテルなので外国人の宿泊客少なく、処理が遅く待たされる。

2445 就寝準備

部屋について速攻でシャワー&歯磨き&着替え。

2515 面談報告作成

出張中は毎日4-5件面談を繰り返すため、どんどん報告書が溜まっていく。

少しでも処理するために、深夜にも報告書作成。

ベッドに寝っ転がりながらPCをカタカタ。

2600  就寝

一時間も持たずに、気力と体力の限界が訪れて、就寝することとする。

明日も長距離移動のため、6時起きである。

まとめ

オフィスワークと違い、出張には決まった型がないので、どのようなスケジュールを組むのかで大変さが大きく変わってきます。

自分一人で行く場合や上司と行く場合は、睡眠時間を削らないスケジュールを組みますが、ワーカホリックな先輩と行くとかなりしんどいです。

オフィスワークと違って移動もあり、肉体的にもしんどいのが忙しい出張の特徴です。

この出張は、毎日早起き、毎日長距離移動、毎日吐くまで飲むというのを1週間繰り返しました。

入社数年目で出張が新鮮だったころは、「仕事してるぞ感」があり、ハイテンションで乗り切っていましたが、慣れてくると、このままでよいのかと思ってきます。

なんのために、睡眠時間削って吐きながら働いているのだろうと思い始めたらアブナイです。

今回は忙しい1日のスケジュール出張編をご紹介しまいした。

次回は暇な出張の1日スケジュールをご紹介します。

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