友人の商社マン、そしてその他ハイキャリア系の友人に転職活動についてアドバイスを求められた際に、必ずお勧めしているのがLinkedin(リンクトイン)の利用です。
Linkedin(リンクトイン)はビジネスマン向けのSNSで、Linkedin(リンクトイン)経由でのヘッドハンティングが多く行われています。
日本ではあまり知られていませんが、外国人ビジネスパーソンの利用が多く、外資企業のポジションに関して、どの転職サイトやエージェントサービスよりも多くの情報を得ることができます。
商社マンやハイキャリアの方の転職でLinkedin(リンクトイン)の活用は必須です。
Linkdin(リンクトイン)で良質な転職情報を得るためのコツとLinkedin(リンクトイン)の使い方を紹介します。
Linkdin(リンクトイン) とは
世界最大のビジネス特化型SNSです。運営企業はシリコンバレーの企業で2016年にマイクロソフトに買収されています。
アカウント数は世界中で5億を超えています。
日本ではあまり知名度がありませんが、外国人ビジネスマンと会うとほとんどの方がアカウントを持っています。
日本でも国際的な仕事をしている方の間ではある程度知名度があります。
Face bookやインスタと違って、ビジネス特化型なので、気軽にビジネスでの関係者とつながることができます。
名刺交換のような気楽さでビジネスでの知人と繋がることができます。
上記のような特性があるので、世界中の転職エージェントや、採用担当者がLinkedin(リンクトイン)を利用して、採用活動を行なっています。
Linkedinは(リンクトイン)、商社マンの転職ツールとして最もお勧めしているものです。
私自身、転職活動中に最も刺さる求人情報を得ることができたという実感があります。
Linkdin(リンクトイン)の初期登録方法
Face book等のSNSに登録するのと手順はほぼ同じです。(解説を見なくても、やればすぐにわかるので必要ない方はこの項目を飛ばして読んでください。)
Likdin(リンクトイン)のアプリをダウンロードして手順に沿って入力していけば、ものの5分程度で初期登録が完了します。
下記で画像と共に登録の手順を解説します。Linkdin(リンクトイン)を転職活動に使う場合は基本的に全て本当の情報を入力する様に気をつけてください
名前・連絡先の登録

名前は後からでも変更できます。本名で問題ありません。
業種・肩書の登録

肩書きはなければ正社員等にしましょう。海外では肩書き無しのポジションの方が珍しいので入力必須になっています。
居住地の登録

居住地に合わせてヘッドハンティングの連絡が来ることもあるので、他のSNSのように、虚偽の住所にしない方が良いです。都道府県まで入力すれば十分です。
顔写真の登録

履歴書等に載せる顔写真を選びましょう。写真から受ける信頼度が高い方が転職エージェントやヘッドハンターからの連絡率が上がります。
メールアドレスの認証

登録アドレスの認証を行います。
フリーメールで大丈夫です。

メールボックスにLinkdin(リンクトイン)から認証メッセージが届くので「メールアドレスを確認する」を押してください。

メールから自動的にLinkedin(リンクトイン)の認証画面に移動して、認証が完了します。
求人アラートの設定

入力したポジションに近い求人情報がメールやアプリ内の通知でお知らせされるようになります。(求人アラートを作成をクリックしましょう。)
連絡先の同期

Linkedin(リンクトイン)はビジネス利用に限りたいので、プライベートの連絡先とは同期させないことをお勧めします。(後でを選択)
つながりの申請

最初に何名かLinkedin(リンクトイン)側から繋がり候補者を提示されますが、申請しなくて良いです。Linkedin(リンクトイン)を始めて少し待っていれば、転職エージェントやヘッドハンターの方から繋がり申請をしてきます。
興味あるトピックのフォロー

この画面で興味あるテーマをフォローしておくとタイムラインに関連情報が流れてきます。転職目的でLinkedin(リンクトイン)を使う場合は特にフォローしなくてOKです(何も選択せずに完了をクリック)
初期登録完了
ここまでで、Linkedin(リンクドイン)への初期登録が完了します。

初期登録完了後は上記の画面(アプリを開いた時のトップ画面)になります。
採用担当者やヘッドハンターから連絡を貰えるように、次のステップで個人プロフィールを充実させていきましょう。
Linkedin(リンクトイン)個人プロフィールを充実させて転職情報を集めよう
Linkedin(リンクトイン)を通じて、ヘッドハンターやリクルーターから良質な転職情報を受け取るにはプロフィールを充実させることが必須です。
具体的には下記項目についての詳細な記載を行いましょう。
ポイントはヘッドハンターや人事担当者から見て信頼できるように記載していくということです。インスタやFaceboookのようにカジュアルな文体で書くよりも、履歴書を書いているイメージで記載すると良いです。
• ビジネスマンらしい顔写真の設定
• 学歴&職歴の記載
• スキルの詳細な記載
• 語学力に関する記載
• 日本語&英語でのキャリア紹介文記載
ビジネスマンらしい顔写真の設定

私自身のアカウントはバッチリスーツを着てネクタイを締めた姿を載せています。外国人ビジネスマンのアカウントをいくつか見ると、Linkdin(リンクトイン)に載せる適切な写真のイメージを掴めます。(転職エージェントやヘッドハンターから連絡を受け取りやすくするため)
学歴詳細の記入

卒業大学を記載します。特定の学歴以上に限って採用を行なっている企業があることは事実です。隠しても誇張してもしょうがない部分なので、正しく入力しましょう。
スキルの記載

営業、マーケティング、M&Aなど自分の経験から書けるスキル(キーワード)を記載しましょう。このワード検索でヘッドハンターなどが検索をかけてきますので、自分の職歴で経験したことを全て詰め込んでおきましょう。
キャリアサマリは特に力を入れて記載しよう

キャリアサマリ(自己紹介文)が1番重要です。私の場合は職歴(とそれぞれどのような業務を担当したのかの簡単な紹介文を日本語、英語、商社時代に語学研修で習得した第3言語で記載しています。
「例」※下記を英文でも併記する
2010~2012 ○○商事 ○○の米国向け輸出
2012~2016 ○○商事(米国駐在) ○○の事業管理
2016~現在 ○○株式会社 新規○○担当
英文表記が1番大切です。キャリアサマリに英文表記をしているだけで、外国人エージェントや採用担当からどんどんメッセージがきます。
この情報を得られるからこそLinkedin(リンクトイン)の利用価値があります。
転職シグナルはオンにしよう
プロフィールを充実させた後には、転職シグナルをオンにしましょう。
転職シグナルをオンにして、希望するポジションと希望勤務地を記入しておくと、ヘッドハンターやリクルーターからの連絡が格段に増えます。
私は転職活動中は常にオンにして、興味深い案件を紹介してくれた方とコンタクトを取り合っていました。
また、転職活動していないときでも転職シグナルをオンにして、今の自分にはどのようなオファーが来るのか確認することで、定期的に自分の転職市場での価値を測ることができました。
私が商社で扱っていた商材に関する外資への転職案件を紹介してくれたエージェントに出会えたのは、Linkedin(リンクトイン)だけでした。

「新しい仕事の機会に興味ありと表示させるようにしましょう。

転職シグナルをオンにする部分の詳細設定で、希望の雇用形態や勤務地を選択することができます。
1番下の欄で採用担当者のみ転職シグナルを見れるように設定しておきましょう。
商社マンでLinkedin(リンクトイン)をやっている人は多いので、自分のプロフィールを見られたときに、「転職に興味があります!」とバッチリ表示されていて得することはないでしょう。
エージェントやヘッドハンターからのつながり申請を受け取る

プロフィールを充実させていると、様々な方(主に採用関係者)から繋がりの申請が来ます。チェック☑️ボタンを押して繋がりを承認すると相手からメッセージが送られてきます。

上記のようなメッセージがバンバン来ますので、興味のある案件があれば返信して面談を行いましょう。
まずはメッセージでやりとりして、興味が有れば、電話やスカイプで直接話してみましょう。
Linkedin(リンクトイン)の繋がり申請はとりあえず許可
Linkedin(リンクトイン)を始めると、知らない人からどんどん繋がり申請が来て少しびっくりすると思います。
Facebookなどでは知らない人から繋がりの申請が来ることは少ないです。
Linkedin(リンクトイン)は、ビジネスで何か関係を築けそうだと思ったら簡単に繋がり申請する文化です。
私にも、リクルーターだけでなく直接面識のない方から繋がり申請が来ます。
とりあえずドンドン繋がってみましょう。リクルーターっぽくなくても、実は採用活動を行なっているアカウントもありますよ。
警戒して、繋がり自体を拒否するよりも、繋がってから変なメッセージを送ってきた方とは繋がり解除やブロックをすれば事足ります。
業者はスパッと切り捨てよう
最後に1つアドバイスです。Linkedin(リンクトイン)にはハイキャリアなビジネスマンが集っていることもあり、それをめがけて営業をしている業者もいます。
特に不動産や投資系の方が多いです。
引っかかる方は少ないと思いますが、念のためお話ししておきます。
使い慣れてくると繋がり申請をもらってプロフィールを少しみただけで判断できるようになります。
繋がりは申請はもちろん却下します。
ある不動産業者の社員は断っても断っても別々のアカウントで繋がり申請してきて、社名を覚えてしまいました(笑)
今では、繋がり申請でその社名を見た瞬間に却下できるようになりました。
プロフィールを見ると簡単な社名とほとんどキャリア詳細が書かれていないので、ビジネス利用の多いLinkedin(リンクトイン)の中では逆に異質です。
Linkedin(リンクトイン)を始めて間もない頃は業者も含めて繋がり申請を許可していましたが、業者を見分けられるようになり、業者っぽいメッセージを送って来た人との繋がりは全て解除しました。
まとめ
- Linkedin(リンクトイン)は世界のビジネスマンが使う最大のSNS。
- 国際的なビジネスを行うハイキャリアな方の登録が多く、人材獲得を狙うヘッドハンターやリクルーターが多く存在している。
- Linkedin(リンクトイン)自体にも転職希望を周囲に知らせる機能があり、転職に特化したSNSとも言える。
- 英文自己紹介を記載することで、外資ヘッドハンターからの連絡を受け取るチャンスが広がる。
- 繋がり申請はとりあえず許可でOK。
- 営業してくるアカウントはスパッと切り捨てよう。
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