30代前半商社マンの転職活動について

商社 転職 30代

20代後半から30代前半までが最も転職意欲の高まる年代でしょう。

本日は私自身が体験した、30代前半商社マンの転職活動における実情を紹介していきます。

別業界への転職は30代前半までがおすすめ

業界や業種を変える転職は30代前半がラストチャンスと思った方が良いでしょう。

それ以降になると、そもそも転職先が経験者しか採用しなくなり、また採用してくれたとしても待遇が現職から大きく低下する可能性がある高いです。商社マンから未経験の業界に転職すると、年収40%下落もあり得ます。

商社マンも30歳を超えてくると年収で1000万を突破してきます。

一旦上がってしまった年収と生活水準を手放すのは段々と難しくなってきます。

また、採用側も年齢の高い業界未経験者に高い給与を払って教育するよりも、若くて学習能力の高い若者を相対的に安い給与で雇いたいものです。

30歳を超えると、未経験業界からの需要が減って、自分自身も腰が重くなり行動しづらくなります。

30代前半は、社内で一通りの業務を経験して、転職意欲が高まる商社マンが多いですが、特に未経験業界に転職しようと思われる方は、ラストチャンスと思って、しっかりとした情報収集を行って転職活動に臨むことをお勧めします。

私の知人で34歳で、インターネット業界を志望していた方は、最終的に転職に成功したものの、履歴書を出しても返事すらもらえなかった企業が多かったと言っていました。

その方は学歴も能力もある優秀な商社マンだったのですが、30を超えて未経験の業界に転じることの難しさを肌身で感じたと言っていました。

30代前半商社マン転職ではマネジメント経験が問われる

30代商社マンと同じ水準の年収を払えるポジションであれば、会社側はマネージャーとしての素質を求めてくることがほとんどです。

1プレイヤーに年収1000万円以上を払える業種は限られています。

私自身も転職面接での失敗したのですが、個人としての能力の高さをアピールすることばかり行なってしまっていた時期がありました。

商社の文化として、課長になる40代前後まではひたすら個人の能力を磨いていく傾向が強いと感じます。

商社マンは40歳くらいになるまで部下と言える存在ができないので、あらゆる雑用含めて自分自身でやり抜く能力が求められます。

これはこれで、商社マンの強みなのですが、30代以降の転職面接の際にアピールする能力としては訴求力がありません。

すごく仕事ができる人がいて、属人性高く仕事を進めており、その人が異動してしまった後、ノウハウや仕組みが引き継がれずに混乱が発生するという光景を商社内でよく見かけるのではないでしょうか。

新しい仕事を開拓するのは得意だけれども、仕事のやり方を仕組み化して、だれでも対応できるようにすることを意識していない商社マンはかなり多いのではないかと思います。私もその1人でした。

しかし、転職者を採用する側に立って考えると、高い給与を払うのであれば、その候補者を雇用した場合に組織全体に好影響を与えることができるのかを重視するのは当然です。個人としていくら能力が高くても、マネージャーとして仕事の仕組み化に取り組んだことがない方には、高額の年俸を出すことをためらいます。

商社マンの30代前半で、実際に部下を抱えて仕事をしたことのある人はかなり少ないでしょう。

転職面接時には、マネジメント経験がなかったとしても、今後マネージャーになれる素質があるのかを見られます。

そこで、個人としていかに成果を上げたかを強調するよりも、自分自身で仕事をどう仕組み化して成果を上げたか、どのように同僚や後輩を動かし成果を上げたかをアピールするほうが訴求力があります。

30代前半商社マンの転職待遇事情

30代商社マンの待遇は相当恵まれていると言えます。いわゆる、なんでも屋さんの総合職としては最高峰の給与水準です。サラリーマンとしてこれ以上の給与をもらうためには、トレーダー、コンサルやMAファーム等のプロフェショナルとしてのキャリア形成が必要です。

もしくは、マネジメントとして組織を束ねる能力をつける必要があります。

商社マンから更に待遇を上げていこうと考えた場合、1から専門知識を学び直しプロフェッショナル職になるか、昇進の早い会社に転職し、出世して組織目標に対してシビアに結果を求められるマネジメントになっていく道を選ぶ必要があります。

いずれの道も、商社マンを続けるよりもリスクの高い選択肢でしょう。しかし挑戦してみる価値はあると考えます。

失敗したとしても、商社でこれまでやってきた方が食いっぱぐれる事はありません。

30代前半商社マンはどこに転職していくのか

30代前半の商社マンの転職先は、伝統的には戦略コンサル、投資銀行がボリュームゾーンです。

戦略コンサル、投資銀行は商社から年収を下げることなく転職でき、成果次第では商社の収入を大きく上回る可能性があります。

戦略コンサルと投資銀行はある程度のボリューム感を持って中途採用を行なっており、地頭の良さをみて採用しているので、若手〜中堅の優秀な商社マンがフィットしやすくなっています。

商社での仕事に物足りなさを感じている方が戦略コンサルと投資銀行に転職していくのは、10年以上前から現在まで変わらない傾向だと思います。

同業界の外資系企業に転職していくパターンは、人数自体は少ないものの、過去から一定数常に存在しています。

例えば、商社で石油を担当していて、石油メジャーの日本法人に転職する等のパターンです。

このパターンでの転職は、あくまでも外資の日本オフィスへの転職のため、将来的な出世の可能性は限定的になってしまうでしょう。一方で、経験のある業界で商社並みかそれ以上の待遇を得ることができ、日本企業文化特有の煩わしさがない職場に移れます。

昨今副業の解禁が行われており、その流れを汲んだ転職先パターンが出現してきています。

転職先の給与だけで商社マン時代の給与を維持もしくは超えるのではなく、副業OKな会社に転職し、給与+副業収入で商社マン時代の収入を超えていくことを目指す方が現れ始めています。転職先は副業をガンガンやっている社員の多いインターネット企業が多いです。

私はこの転職パターンは、かなり良いと思っています。

サラリーマンで商社マン以上の収入を得られる職業は、どれもかなりの高ストレス&拘束時間もかなり長い職業が多いです。

転職先1社だけに、自分のキャリアと収入を全てを捧げて働くよりも、転職先で柔軟な働き方を手に入れつつ、自分自身でも稼げる能力を身につけていく方が満足度の高い人生を送れるのではないかと考えます。

最後に

転職する上で重要なことは、転職した後のキャリアと人生をどう描くかということです。

企業の中で、手厚く処遇されるか否かは自分自身の能力発揮ももちろん関係しますが、仕事や人との巡り合わせという要素が強いことも事実です。

転職先で、もしうまくいかなくなったときに、次にどのようなアクションを取れるのか事前に考えておく必要があります。

転職先で得られる能力でさらに次の転職先を見つけることができるような職業に就こうとしているのか?

独立の準備として経験を積むために転職するのか?

転職先で副業を行なって、収入源を複数持てる状態を目指すのか?

転職した後に、どのようなキャリア/人生を目指すのか、じっくりと自分自身と向き合う必要があります。

30代前半商社マンは、まだまだこれから未来があります。

これまでの商社生活を振り返り、今後自分が手に入れたいものは何かを見つめ直し、戦略的に行動する必要があります。

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