【転職】商社マンは転職する前に生活レベルを下げることがおすすめ 【節約】

商社 転職 生き方

友人や商社時代の同僚から、転職活動についてのアドバイスを求められることが多いのですが、転職活動自体の進め方を話すとともに、社会人になってから上がってしまった生活レベルを1度落としてみるといいよ、というアドバイスをしています。

転職活動は自分自身の働き方、生き方の価値観を見つめ直す絶好の機会です。

転職で大きな要素となってくるのが年収です。

年収は重要ですが、どれくらいのお金があれば満足のいく生活を送れるのか把握できていない人が多いのではないでしょうか?

転職活動をしながら、生活レベルを落としてみるという実験をすると、自分自身が最低限どれだけお金が必要なのかが見えてきます。

自分が必要としている最低限のお金の量を知ることで、それ以上に稼いで何に使いたいのかという事をクリアに考えることができます。

私自身も転職活動と同時に、生活レベルを下げる実験を行い、自分が必要としている生活のレベルを見直しました。その結果、よりお金が溜まる生活スタイルを確立することができ、いい意味でお金に対する執着心を減らすことができました。

商社マン(社会人)は生活レベルをあげがち

商社マンになると(社会人になると)、自然と生活レベルが上がっている人がほとんどではないでしょうか。

私自身も、学生時代には「ミンティア」(100円)一択でしたが、値段を気にせずに「フリスク」(200円)を買うようになったり、弁当屋ではのり弁にタルタルソース(30円)をつけるかどうか迷っていたのに、仕事終わりに高級焼肉を食べることに何の躊躇もなくなってしまていた時期がありました。

飲み会1回3000円が限界だったはずなのに、平気で1万円近く使うようになってしまっていました。

働き始めると、勤務先の先輩や同僚との付き合いが多くなります。基本的に人は収入の増加と共に自然と支出も増加します。収入が同じ水準の人で付き合うと、自分の収入限界まで支出することが多くなります。

商社マンになったからといって、味もよくわからないのに同期と高給な食事を繰り返したこともありました。

多かれ少なかれ私と似たような経験をしながら、知らない間に生活レベルをあげすぎていた方は多いのではないかと思います。

そのような状態は自身の意思で選んだ消費スタイルではなく、今の年収に引っ張られて、生活スタイルが決定されている状態だと言えます。

生活レベルを下げる実験をすることで、自分に必要なお金がわかる

転職活動をする中で、年収はもちろん大切です。私自身は年収の上がる転職を勧めています。

しかし、年収だけを上げていくよりも、 まずは年収が最低どれだけ有れば自分がストレスなく生きていけるのかということを知ることが必要です。

自分の最低限必要なお金を把握して、支出をコントロールできるようにしておかないと転職で年収が上がったとしても湯水の如く消えてゆき、年収上昇を人生の充実度アップにつなげることができないと考えます。

私自身はまずは自分の許容できる最低限の生活レベルを知るために、大学時代の生活水準に戻すことをコンセプトに実験をしました。

結果としては概ね学生レベル+αの生活水準で満足できることがわかり、贅沢な暮らしをしなくても良いのだと気がつきました。

転職した先で失敗してクビになったとしてもどこか別の職場で必要最低限稼ぐことができれば、生きていけるという自信が生まれました。

また、無駄な支出を減らして、浮いたお金は投資や貯蓄に回すことで、将来に備える習慣も身につきました。

具体的に行動した事項と結果は!?

  • ペットボトルを一切買わずに水筒を利用→全く問題なし。むしろジュースが減って健康的になった。
  • 1日の食事代1000円以下→やや辛い。休日も含め毎日格安チェーン店で食べていると虚しさを感じた。平日は1日1000円以下、休日は食べたいものを値段は気にせずにくらいがちょうど良いことが判明。
  • ふるさと納税→すごくいい。朝ごはんは全てふるさと納税で入手したヨーグルトと野菜ジュースに。
  • コンビニ禁止→すごくいい。コンビニに行く習慣が完全に消えた。今まで割高で物を買っていたことを後悔。ストレス解消にお菓子&ジュースを買わなくなり、健康にも良い。
  • 飲み会最大月1回→やや厳しい。会社関係全断りは無理だったが、節約していることを周囲に言いまくり、二次会等の不毛な会には付き合わなくて良くなった。 本当に大切な友人との飲み会だけに絞ればプライベート飲みの機会は月1以下になった。 時間もできるしお金も浮くので効果大。
  • 安い部屋に引っ越し →心持ち次第。駐在で豪華な家に住んでいたため、日本での家賃も高騰していましたが、思い切って大学生のような1K・北向き・都内10万円以下の物件に引っ越し。もちろん大きくて豪華な部屋のほうが心地良いですが、家賃が月収の数分の一、つまり月の労働時間の数分の一は大家さんのために働くという構図を考えると、家賃が安ければ安いほうが気持ちよく生活できました。他人の為になるべく労働したくないです。

転職する前に節約してみるメリット

転職活動の際に節約して生活水準を下げてみることをおすすめします。

私は、転職活動と同時に「節約活動」を行うことで、自分にとって何にお金を使うことに価値があるのかを理解することができ、職業選びで年収額のみを追い求めることがなくなりました。

転職前に生活水準を落とすことで、見えてくるものの纏めは下記の通りです。

  • 自分が必要とする年収の最低水準がわかる。
  • 必要以上にお金がなくても生きていけることがわかり、リスクを取った職業選択ができるようになる。
  • 転職後も効率的な生き方ができる。余剰資金を投資や貯蓄に回せる。
  • (特に高年収な人ほど)周囲に引きずられて、行っていた無駄な消費を減らして、自分にとって価値ある消費とはは何かが理解できる。

友人から転職活動のアドバイスを求められた際に、色々なアドバイスをしますが、今回お話しした「生活水準を下げてお金という存在に向き合うこと」が転職活動を終えた友人から感謝されるアドバイスNo1です。

よければ試してみてください。

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